長尾街道・吉村家住宅・羽曳野北部・藤井寺を歩く 約6km
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(その1 吉村家住宅 ・ 遣唐留学生 井 真成)
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吉村家住宅
吉村家住宅は、畿内の代表的な近世豪農の住居です。元和元年(1615年)の大坂夏の陣で焼失してしまいましたが、その後再建されています。その後、幾度か増改築され現在の姿となったのは寛政年間の頃です。建物の一部には桃山時代の書院造の様式が残され、殊に屋根の構造に特色があります。急勾配の茅葺と妻側の両側に一段低くなって勾配の低い瓦屋根が葺かれた高塀造りといわれるもので、大和から河内に多くみられる建築様式(大和棟造り)で、上層農家の家格を示しています。
吉村家の祖は近世以前よりこの地に住居しており、江戸時代中期以降、丹北、八上両郡十八か村の庄屋をつとめていました。昭和12年(1937年)、主屋が民家としては初めて国宝指定を受け、昭和25年(1950年)には重要文化財に再指定されました。入口の長屋門を入ってすぐ右手に、國宝 吉村家 の碑が建てられています。
主屋は、昭和26年から28年に亘って解体復元修理が行われ、約400年前の姿に復元されています。
遣唐留学生 井 真成
井 真成(699〜734年)は、“墓誌”が2004年中華人民共和国西安郊外の工事現場で発見され、和名は不明だが“墓誌”に国名が『日本』と刻されています。没後、「尚衣奉御」の官職を遺贈された等と記されていることから、一般の留学生が官位を遺贈されることは無いので、唐で何がしかの役職に就いていたものと考えられています。『日本』という国名が刻まれているその事は、現存する資料の中で最初に国号として『日本』が使用されたものです。“墓誌”は西安の土木事業者の掘削機器(未承認開発が原因か?)で一部が欠けて発見されており、完全な形として残っていません。
中国名 井(セイ)は、井上あるいは葛井(ふじい)の一文字を取ったのではないかと考えられ、墓誌(レプリカ)は アイセルシュラホール(藤井寺市) に展示されています。 |
(その2 ウォーキング経路)
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平成25年11月7日(木)
10月24日(木)に実施予定が雨天のため、11月7日(木)に順延され実施された。午前9時30分近鉄南大阪線「恵我ノ荘駅」前を出発し、最初の訪問企業 株式会社ボンビ 及び 株式会社マックスリミテッド の見学を行う。両企業は、殆ど一般小売りはされておらず、また開発途上や未公開広告等を提示していただいた為、写真等の撮影はすることが出来ませんでしたが、開発過程や概要の説明を行ってくださいました。(公開された時のお楽しみということです)
うまいもんや いらっしゃいの店では、当店オリジナル商品である大阪産(もん)の紹介や、羽曳野特産品のイチジクやブドウを使用した大阪産(もん)商品の販売も行われており、参加された方々は興味をもってご覧になられていました。
旧長尾街道に向かい街道を辿りながら午前中最後の訪問地 吉村家住宅 の見学を行いました。吉村家住宅においては、ご当主及び史遊会の方より歴史及び住宅の事について説明をお聞きする事ができました。説明の概略は、その1で記した様な内容ですが、参加された方々は藩士や武家の入口と一般の入口が違う事、奥の藩士の座敷や侍部屋の話あるいは男女の従業者の部屋に関して興味を持たれ聞いておられました。その後、陵南の森公民館の敷地内で昼食休憩をとり、午後からのウォーキングに備えました。
午後からは住宅街の中を南へと辿り、大津神社から岡ミサンザイ古墳(仲哀天皇恵我長野西陵)に向かいました。古市古墳群の中で三番目に大きな古墳で墳丘長は242mあり、後円部頂高55mは藤井寺市内では一番の標高です。中世には城郭として使用されていて、墳丘の形は当初より大きく変化しています。拝所から外周を望んだ後、アイセルシュラホールへと向かう。このホールは独特の外観の建物で、藤井寺市の生涯学習センターとして利用されています。2階は歴史展示ホールとなっており、旧石器時代から奈良時代にかけての同市遺跡より発掘された展示室となっていて、時代を追って学ぶことが出来る。井真成については一角にコーナーも設置され、遣唐使についても詳しく説明されています。
続いて、藤井寺市唯一の酒蔵(醸造所)である 藤本雅一酒造醸 の見学を行い、酒蔵内見学とお酒の試飲を楽しんでいただきました。最後に、藤井寺まちかど情報館 ゆめぷらざ を訪れ解散いたしました。
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うまいもんや いらっしゃいの店
いらっしゃいの店 店内 |
吉村家住宅 藩士の座敷
(三寸程座敷が高い)
台所から入口の三和土を望む |
大津神社
大津神社 境内 |
岡ミサンザイ(仲哀天皇陵)古墳
拝所前
同 横から望む |
藤本酒造醸
藤本酒造醸 |
井真成墓誌(レプリカ)
同 拓本
アイセルシュラホール 2階 |
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